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【2017台湾旅行】3日目②:移動日とは重き荷を背負いて歩むがごとし、文字通り<後編>

台鉄橋頭からは鈍行で40分ほどで台南に到着。
予定が一個跳んだようなものなので、予定より早く着くことに。
この日は唯一宿を前もって取っていないのだが、目星はつけているので宿に困ることはない。しかしまだ午前中なので宿探しはできない。荷物を持ったまま駅を出て、メシを食いにいくことに。昼前なら店が混むこともないだろうという算段もある。
あらかじめ決めていた店へ向かうが、台南は想定していたよりも広いようで、かなりの距離を歩くことに。いや、実際はそうでもないのかもしれないが、大きな荷物を担ぎながらの移動には適していない距離だった…。

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へたばりながらたどり着いたのは坦仔麺で有名な渡小月。すでににぎわっていたが、並ぶほどではなかった。ベタながら坦仔麺と蝦春巻きを注文。おまけに煮卵のトッピング。ベタ中のベタ。だが、それでいい。

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この日はここまで頭痛がして不調の上、荷物を持っての移動でぐったりしていたのだが、食ったとたんに復調する。やはり美味さがエネルギーとなる体のようだ。
渡小月の坦仔麺を食いながら、ふいに初めて食った坦仔麺のことを思い出す。学生時代大学近くの台湾料理屋で食べたのだが、この時までパクチー(香菜)というものを知らなかった。それで食ったものだから、その風味に「カメムシ入ってる!?」と思い、中をあさってみるも、当然ない。首をかしげて、一緒に食っていた仲間に尋ねると、それは香菜だと教えらた。まっとうな食材と知ってほっとしたが、その時は結局食うことができなかった。今となっては坦仔麺はとてもうまいと感じるし、パクチーももしゃもしゃ食べられるほにど大好きだ。
味覚や好みというものは不思議なものだなあ…と、感慨深くなりながら坦仔麺を平らげた。

食後は近くにある「林百貨店」に。

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てっきり「リン」かと思っていたら。「ハヤシ」と読むのか。建物に思い切り書いてある。
ググってみれば、林百貨店は、もともと日本統治時代に建てられた百貨店なわけで…なるほど。
それが戦後改修されて様々な用途に利用されたが、80年代から長らく空ビルになっていたのを98年から修復、13年に完成し、14年にリニューアルスタートしたのが現在、とのこと。
ここに限らず台湾ではリノベ物件が流行りのようだけれども、特に台南は古い建物がとてもいいデザインのものばかりなので、リノベにあっている。
そんな林百貨店、外見同様、内装もしゃれおつで台湾オリジナルの物産、雑貨などが売っている。
何かよさげなものないかなと、眺めていたら猫のお札風ポストカードが気に入って買おうと思ったのだが…
あれ?レジどこ?
どこがレジなのかわからないのであきらめた。
ここからさらに歩いて、莉莉水果店へ。食後はやはりデザートだ。暑いし。

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紙の注文票に記入する形なので、言葉の問題がなくて楽。漢字のメニューを解読する必要はあるが。

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たのんだのはフルーツたっぷりの水果冰。
気温のせいもあって大変うまい。

ここまでにだいぶ歩いてきて、駅からかなり離れてしまった。休み休みであってもヘトヘトだ。
でもまだ昼を過ぎたばかりぐらい。駅の方へ戻るルートをとりながら、観光スポットに寄っていくことにする。
まずは莉莉水果店からすぐそばの孔子廟。拝観料アリ。

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廟以外に、展示物も豊富。そうでないともとがとれん。

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屋根飾り。フクロウらしい。そういうならしかたがない。

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鼎。

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虎の形がかわいい。「敔」という楽器らしい。
横のササラのような棒を使うようだが。詳細不明。

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黄色い紙に願い事を書いて願掛けできるようだ。
やはり学業関連の願いが多いのだろうと思う。
なかには日本語で書かれたものも。

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紙に描かれた赤い鬼はは受験の神様。孔子じゃないのか。
この鬼は後で、赤崁楼で会うことになる。

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雰囲気のある通りを抜けて、次は台湾府城隍廟に。

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城隍神とは都市の守護神らしい。そしてその都市でなくなったものまずは城隍廟に行き、そこで取り調べを受けた後に冥府に行くという。あの世の都市出張所の役割もになっているということか?

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このユニークな顔の人たちは七爺(謝将軍)八爺(范将軍)といって、城隍神の部下で、悪い魂を捕縛する仕事を担っているという。

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彼らの大きな人形は祭りの時に神様の前を歩き、道を開くときに使われる。
警備員のような役割なのだろう。廟の入り口すぐにいるのもそのためだろうか。

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城隍夫人。その名の通り。旦那も並んでいるけど。

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これは金爐。
神様にささげるお金、紙銭(冥銭)を焼くところ。焼くとあっちの世界に届くわけである。
台北では使用できなくなっているらしいが、台南では現役。

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帰る途中に「ドトール」?とよく見たら…違ーう!
ドトールは台湾では正しくは「羅多倫咖啡」。台北に一店舗だけあるらしい。
これ、看板のある建物に該当する店が見当たらなかったんだよなあ。謎。
ちなみに「研磨珈琲」はドリップコーヒーのこと。
そうして駅前の宿にすんなり決定。この時点で足が棒も棒なのでしばらく休憩。
ここまで台湾でのネットは、基本フリーのWi-Fiにつなげていた。
外では台北フリー(&iTAIWAN)を利用していた(まあそんなに繋がらないが)が、高雄の宿では宿のWi-Fiネットワークにつなげていたのだが、なんとパスがなく、やや不安を覚えながら使っていた。
台南の宿は階ごとにWi-Fiのネットワークがあるようだったが、やはりパスがない。
しかもここはホテル以外も複数の施設が入っている建物なので、危険度はさらに上がるなあと思いながらノートパソコンをつなげてみた。
すると、セキュリティソフトからひっきりなしに警告が…!
ソフトは次々とくるアクセスをブロックし続けていたが、さすがにやばいし、警告がうっとうしいので、利用を断念…。怖っ。
ちなみに、エレベータもホテル専用のものではなく、外から直接利用できる共用のエレベータなので、物理的にもセキュリティに不安があるが、治安のいい台湾だからまあいいかと許容できるものの、なかなかのものだった。
おかげですることもないので部屋にいることもやがて飽きて、脚の調子をみながら外へ出ることに。
というわけでまた歩く。
台南では皆どうやって観光しているのだろう。歩くには広いが、バスを使うには近い距離感がなやましい。
タクシーという手もあるが、まあ歩くしかない。荷物を下ろしたので楽にはなったが、これまでの消耗があるので元気はつらつとはいかない。
幸い遠目のところはすでに行っている。荷物持っている時に。
まずは赤崁楼に。

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1652年にオランダ人が建てたものが始まりだという、歴史ある建築物。

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亀とか鯉とか。
そんな来歴のためか、赤崁樓は中国風ともいえない独特の味わいのある建物だ。

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これはオランダ統治時代の当初の姿だろうか。

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こちらは隣の文昌閣。
その2階にいるのが、魁星爺。

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孔子廟の黄色い紙にも書かれていた学問の神、というか鬼? この奇妙なポーズも「鬼」の字を表しているらしい。

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強面だが、絵馬?に焼き入れられた姿は、だいぶ可愛らし姿にされている。

そして赤崁樓のすぐそばの祀典武廟に。

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工事中。中は大丈夫のようなので入る。祀典武廟は関帝廟だ。

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関羽関羽関羽である。奉納されるのか、廟には同じ神様の像がいっぱい並んでいるのをよく見る。

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ここの金爐は赤い。
ほかの神様たち。

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なかでも太歳は、とりわけ威力ありそうな存在感。

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武廟の隣にあるのは、祀典台南大天后宮。
台湾最古の媽祖廟らしい。

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なんか書き割りみたいになっているけれども。

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媽祖。強そう。さすが台湾一。

こちらも神様いっぱい。

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ここに限らず、道教の寺や廟では、菩薩や観音の仏さまたちもよく祀られている。
それで、そんな廟や昨日の仏陀記念館でも気になっていたのは、布袋さんがやたらいることだった。
たしかお坊さんだった覚えはあるが、それにしても他の仏さんをさしおいてちょっと主張しすぎなのでは?…と。
そこで日本に帰ってきてからどういうことなのかと調べたら、布袋は弥勒菩薩の化身とされていて、台湾では弥勒菩薩を布袋の姿に表現することが多いのだという…。
え?あれ弥勒なの?あの広隆寺で半跏思惟している細身の方…?
日本での弥勒のイメージとのギャップに困惑するのだった。

それにしてもこの祀典武廟も大天后宮も大人気で、やはり写真が撮りにくい…主にメンタル的に。
なかにはラフな参り方をしている人も見かけるが、神様の前でずっと何かを語っている人もいるほど多くの人が熱心にお参りしているので、好奇心のみで入ってカメラを持って突っ立っているのがいたたまれなくなる。
(だが信心深いというか、台湾の人、単にゲン担ぎや願掛けが好きなのかもしれない、とも思う)

さらに少し離れた古い町波が残るという神農老街へ。

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古いままの建物と、こじゃれたリノベ店舗が入り混じる、よい雰囲気の通りだ。

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ほんと台南は絵になる建物が多い。

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と、父さん!

そうしてまただいぶ宿から遠ざかってしまった。
残るHPを振り絞り、西門市場にも足を延ばすが、もう夕方だったのでほとんど閉まっていた。

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市場前の手芸素材店?ステキー。
戻るルートを取りながら天壇を覗くが、さすがにもういいかとすぐ抜ける。

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メシには少し早いが、この近くの再発号で、八宝肉粽、虱目魚(サバヒー)湯を食べる。

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チマキうまい。間食にしてボリューミーだが。
その後デパートで時間をつぶし、ちゃんとしたメシをさがす。食べたかった鱔魚意麺を見つけるが、飯時なのに客があまりいない。アタリではない予感がしたが、もう余力がないので決めてしまう。

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鱔魚はタウナギのこと。あさりスープとともに食べるがやはりいまいとつ…。これはもう少しポテンシャルのある料理と思われるので、いつかちゃんとしたのを食べたい。
帰りに見かけた本屋に寄って、台湾の本を眺める。外国の本屋は楽しい。日本の本屋も好きだけど。本屋が多い国はいい国だ。

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どこにあったか忘れたが、たしか帰り道にあったこの建物もすばらしい。
そうして台南めぐりは終了。ぐったり。体力は本当に大事。

【2017台湾旅行】3日目①:移動日とは重き荷を背負いて歩むがごとし、文字通り<前編>

だいぶ間が開いてしまったが、3日目である。おそらく4日目はさらに開くのではないのだろうか。この調子で行けば永遠に最終日にたどり着くことのない亀を追うアキレスとなり、無限の台湾旅行となりうる。現実にはきっちり終わって、だいぶ経つけれど。

さて。
いつも好き勝手して楽しんでいるように見えるかもしれないが、実際の所海外の旅はいつも緊張しどうしだ。
準備段階からナーバスになり、行くのが嫌になるし、旅行が始まっても、最初の宿にたどり着くまではゲロ吐きそうになるくらい不安だったりする。そして実際吐いたりする。
そうまでして旅する意味があるのか…と、やっている最中にさえ思う。
それでも有り余る旅をしたさと楽しさがあるのだ!…と言いたいところだが、本当にここまでして?と思わなくもないのが、正直なところだ。
とはいえ、このどアウエーの緊張感が、国内旅行とは違った醍醐味を海外旅行に与えているのは間違いない。ナーバスになるほど異質なものとの出会うからこそ、旅をする意味もあろうものだ。
それなのに。
今回の台湾旅行、緊張感ほぼなし。皆無。
出発前、多少ナーバスにはなったが、それはスケジュール調整が面倒くさくなったのと、前後の仕事の調整で頭を悩ませたせいだ。
旅行が始まってから、このか弱いメンタルが微動だにすることもなかった。
そりゃあそうだ。めちゃくちゃ旅行しやすいんだから。
交通の便はよい。治安もいい。食事にも困らない。接客も普通。言葉の壁は多少あるが、なんともならないという局面は皆無。
けしてホームではないが、文化的違和感はほとんどない。
超楽すぎる。
なんなら、違う国だから仕方ないという割引が最初からある分、国内よりもストレスがないくらいだ。

この日は高雄を出て、台南に向かう。すなわち移動日。いつもの旅行なら、移動日はとりわけ高い緊張をともなっているはずだ。ようやく慣れてきた場所からまた勝手の分からぬ未知の場所へ行かなければならないし、大きな荷物を持って機動力は下がるし、旅行者だと一目でわかってしまうから置き引きやスリ、詐欺、強盗のいい的になりやすくなる。不安定な交通機関がスケジュールどおりに動くかどうかもわからない。知らない場所で立ち往生したらどうしよう、到着が遅れて夜遅くなったらどうしよう…。ゲロも吐こうというものだ。
しかし、やっぱり台湾では緊張しようもない。上記の不安要素がほとんどないのだから。高雄-台南間、近いしね。
そんなわけで、ただ「早起きして眠い」ぐらいしか考えてない状態でチェックアウト。
今日はホテルの朝食はないので、前日に目星をつけていた店で鹹豆漿と蛋餅を食べる。勝手もわからず、言葉も通じなかったが、近所に日本人宿がある店なので、向こうの方が慣れたたものだった。「? ああこれね。席はあそこ空いてるからね。え?他に欲しいのある? どれ?これとかおいしいよ。はい、じゃあそれ持って席に。●●元ね」てな感じ。お手数かけてすいません。

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荒れたお腹に優しい朝食らしい朝食。味はまあまあ。
最後の高雄観光は三鳳宮だ。
三鳳宮へ向かう川沿いには、薬草の店が並ぶ。

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三鳳宮は封神演義でもおなじみの哪吒太子を祀る道教の寺。

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写真には写っていないが、平日の朝だというのにお参りする人が多い。

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写真を撮っている人なんて私一人しかいない。どう思われているかはわからないが、とても居づらい。しかも、道教のお寺は基本的にいくつもの神さまが点在して祀られていて、それを順番にめぐってお参りするので、みんな常に移動している。神様の前でも前に行き後ろに行きいろいろ手順があるようだ。
なので、ぼさっと突っ立ていると、邪魔になってしまう。おかけでますます写真が撮りづらい。
アウエー感ばりばりでなるべく目立たず、人の流れを気にしながら撮っているので、後で見るとブレている写真が多い。

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「中壇元帥」とは哪吒太子の別称。なんのご利益があるかは知らない。

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この神様は註生娘娘というひと。子宝の神だったような。

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道教ながら、お釈迦さまや菩薩なども祀られている。
他にもたくさんの神様がいる。それらをこそこそ撮り、こそこそめぐり、こそこそ出ていく。

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入り口に、寺に不似合いな感じのキャラクターがたたずんでいた。

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その名も鋼鐵哪吒。
哪吒を祀っているからとはいえ、こんなゲームキャラっぽい2頭身のコミカルなオブジェ、あまりにも唐突感がある、どういう由来なのだろう。
反対側にも菩薩をキャラ化したものがいたが、そのすぐ後ろにホームレスっぽい人がたたずんでいたので撮れなかった。

これにて高雄市街に別れを告げ、MRTでまた北上する。今回は左営も越えてその先の橋頭糖廠駅へ。
高雄の中心部から2、30分と、さほど離れていないが、駅前からすでに南国っぽい木々があふれるのどかな田舎町といった風情だ。ここは日本統治下時代に、砂糖工場があったところで、現在その跡地が観光地になっている。
しかし、それが目的で来たわけではない。
インターネットによればここに、「珍奇館」という名の施設があるらしい。
まあいわゆる秘宝館とか見世物小屋とか、そういった類のチープな施設のようだ。
そんなところ、本来ならばわざわざ台湾くんだりまで来ておいて、行くほどのものでもないが、ちょうど台南へ向かう経路上にあるし、何より、そこには河童のミイラがあるというのだ。台湾に、河童! 写真を見ると、明らかに粘土で作ったレプリカ(何が「本物」かはおいておいて)だが、それがなおさらそそる! 行かないわけにはいかない。
しかし、それらしい建物が見当たらない、どんどこ歩いていくと台湾糖業博物館の敷地に入ってしまった。

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そこにあった地図を見ると…。

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ある…! 書いてあるぞ「珍奇館」って!
…でもここ通ったような。
この地図を参照しながら来た道を戻ってみると。

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あ。
たしかにネットで見た建物……が。

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なんかいかがわしい雰囲気のかけらもない児童館ぽい感じ。これは――。
全然違う施設になってる! 
つまり潰れている!
昨日に引き続いてこれか!
いや、正直なところネットで調べてる時にすでにうっすら予感はしていた。情報が数年前からぱったりないくなっていたからだ。だからあんまりショックはない。どうせルート上だし。
でも、やや辛い…。
このまままた電車に乗るのもなんあので、糖業博物館の敷地を散策。

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あとは日本統治時代の神社跡とか

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ジャンボタニシの卵を観察したりする。

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間近で見たのは初めてだ。
ピンクのブツブツを眺め続けて気もすんだので、MRTで一駅先の橋頭車站駅に行って、台鉄に乗り換え。
他の国の鉄道だと勝手の分からないところがあったりして緊張を強いられたりするのだが、やはりここでは何もとまどうことがない。勝手知ったる感じだ。遊悠カードがあるので、鈍行ならば窓口で切符を買うこともない。ああ楽。(後編へ)

【2017台湾旅行】2日目②:でかい仏陀とでかいオッサン<後編>

仏陀記念館のバスロータリーにつくなり、タイミングよくバスが来たので、ブッダワールドをスムーズというか、やや慌てぎみに離脱する。
帰りも滞りなく30分で左営駅に帰還。
昼を過ぎていたので、昼食をとる。

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駅弁である。昨日食えなかった仇を討ちたかったのだ。本来の仇の高鐵弁当は並んでいたので、台鐵のだけれど。
もちろん列車には乗らないので、駅の構内で食べる。最初どうかと思ったが、結構みんな構内で食べているのだった。うむ、うまい。
次の目的地は、この駅の西側にある蓮池澶だ。
蓮池澶はようするにでかい池で、池端にスポットが点在している。高雄観光の定番スポットともいえるが、日本から来て楽しいところかというと、はなはだ疑問ではある。しかし私には大いに愉しめる場所だった。
駅そばというには、池があまりにもでかいのでバス利用が望ましい。が、私は歩いて一番近い孔子廟へむかう。駅から4、500mといったところか。
途中公園で、スポットの一つ龍虎塔をキャラクター化したオブジェが。

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これ、かわいいけど、他で見ないから公式キャラというわけでもないのかな。なぜブロックなのかはわからない。
ホームレスが大量の犬を引き連れている脇を通るなどして孔子廟にたどりつくと。

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閉まっていた。

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格子の隙間から撮る。格子だけに。うむ。
特に見たかったわけでもないので、この程度ではもうへこたれない。それに次の目的地は目の前に見えている。
それは池の中へ伸びる橋の先にそそり立つカラフルな巨像。

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こここそが、蓮池澶に来た最大の目的だ。

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巨像の名は「北極玄天上帝」。四神のうち北方を守護する玄武を神格化した道教の神である。

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なぜここに来たかったかと言えば。

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久正人が描いた傑作漫画『ノブナガン』!
この作品の冒頭、主人公・小椋しおが修学旅行に訪れ、宇宙から来た進化侵略体が襲撃し、E遺伝子ホルダー「ノブナガン」に目覚める場所……それがここだからだ!

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すなわち、いわゆる聖地である。高雄に来ておいてここに来ない理由はないじゃないか!
作中で「でっかいオッサン」と呼ばれるこの玄天上帝、漫画のイメージではかなりでかい印象だったが、思ったほどでもない。

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また作中で中に入れると言っているように、たしかに台座にあたる部分の内部は祭壇の置かれたスペースがになっている。そんなに広くはないが。

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オッサンの本体といったところか。
そして入口の脇に水槽が置かれており、何かと思えば、

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え?マタマタ!?

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間違えようもなくマタマタ。
なんかすごく雑にレアな生き物いるんですけど!
亀つながりだから? いやいやいやそれにしたって、アマゾンの、どちらかといえば進化侵略体に似ているヤツをなぜ?
首をしきりに傾げながらでっかいオッサンをあとにして、途中こんなものも横目に見つつ。漫画の冒頭で、しおが寝てたところの前にあったやつか。

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春秋閣というらしい。ここはスルー。
そうしてもう一つのノブナガン聖地「龍虎塔」に。

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しおはこの虎の頭に乗って進化侵略体を迎撃していたっけ。

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ここは龍の口から入って虎の口から出るとなんか縁起的にアレ(雑な認識)だというので入ってみる。

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塔からの眺め。漫画だと説明がないけれど、位置関係的に敵の小型進化侵略体群はこのジグザグの橋を通って向かってきているはず。相手は直進できないので、迎え撃つにはもってこいの場所かもしれない。
内部は二つの塔に上る以外、途中何かアトラクションみたいなのがあるというわけでもなく、なんということもない。
龍虎塔そばにあった、なかなかギリなところを攻めているクマオブジェ。

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これで池の西岸を歩き切り、あとは見るところもないので、バスに乗るべきところだが、何の気まぐれか、東岸を歩いて駅に帰ろうと思い立つ。特に理由はない。
途中でっかいオッサンの背中を眺めたり、

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別のでかいオッサンが屋根に乗った寺を見たりしたけれど、基本的には無駄にHPを消耗をする。
無事左営についたら、高雄市街に戻り、駁二芸術特区へ。案の定この時点でだいぶへばっている。

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ここは、古い倉庫街をリノベして作ったアートエリアになっている。
アートに寄った横浜赤レンガといったところだろうか。

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このように、ところどころにアート作品が点在する。

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これ好き。

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線路跡が残る鉄道公園もある。

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アート作品じゃないけど、キリン柄の船のクレーン。かわいい。
カップルが多いので、もしかしてだが、一人で来るところなのではないのかもしれない。
このあと高雄の原宿、新堀江にも行ったが、疲れすぎて覚えていない。普通の商店街ぽかった気もする。
疲労困憊して、メシ時を前に宿に撤退。
戻ったものの悪化し、腹痛と吐き気で絶不調となる。2日目にしてもう終了しかける。
しばらく横になっても辛さは抜けず。それでも夜だし近いし、とりあえず六合観光夜市は見ておこうと出かける。

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昨日の瑞豊と比べてはっきり観光客向けの空気を感じる。
一通り見たのちに、一応何か腹に入れておこうと、一応ここらの名物であり、腹にも優しそうな海鮮粥をいただいてみる。

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アワビ入り。見た目はあんまりうまそうではないが…。
これを食い始めた途端、なんとみるみる元気になっていく。特に胃が。あんだけもたれてもう入らないよ…となっていた胃が、もっともってこいや!と調子づき始める。
どうも私はおいしいものを食べると回復する性質のようだ。なんというゲンキンな身体だ。
それならばどんどん行こう、と次に食べたのが肉圓。

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もちもちとした皮の中に肉が詰まっている。
これがまためっぽううまい。さらに調子を取り戻す。
そしてその衝撃的な名前で行く前から気になっていたB級グルメ、大腸小腸。
大腸のソーセージに小腸のソーセージを挟んだというこれ。

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これも大正解。この時点で、俺、本当に腹の調子悪かったの?という状態に。
とはいえ、腹もだいぶ満たされたので最後にデザートとして豆花を食べるが、ちょっとオーバー気味だったらしく、ややお腹が痛くなる。台無し。

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人間加減を知るべきであるという教訓を残して、高雄最後の夜を終えるのである。

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ここの店もかなり気になったけど…。挑戦する余裕はなかった。

【2017台湾旅行】2日目①:でかい仏陀とでかいオッサン<前編>

ようやくこの日から本格的に台湾旅行が始まる! 
気温は20度半ば。高雄が本気を出してきた。暑いほうがテンションが上がる。
ホテルの朝飯、安宿なので期待はしなかった分、お粥とかあってまずまず。2泊なのに、朝食券はこの日1日分しかもらわなかったのだけれど、予約時には「朝食付き」とはなかったので、サービスと考えたい。

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宿を出るなり高雄市街スルーして、またまたMRTで左営駅に。
ここから更にバスに乗って、仏光山仏陀記念館というところに向かう。
ここへ行くバスはいくつかあるが、直通の哈佛快線のほうが早いだろうと見込んで待つ。あとで調べてみると実際の所早いとはいえ10分もアドバンテージもないうえ、一時間に一本なので、タイミングしだいだろう。
旅行前にネットで情報をあさっていた時、バス停で待っているとタクシーの呼び込みがわずらわしそうな記述を見たので、バスが来るまで近くのベンチでぼんやりする。観察してみると、確かに目と鼻の先の待機タクシーの所以外にも何人かバス停周囲をうろうろしている呼び込みらしき人間がいる。ただ呼び込むだけならいいが、バスは来ないとか言ったり、嘘の値段を言ったりする例もあったので、避けるにこしたことはない。
時間通りにバスはやってきて、こちらも滑らかに立ち上がって乗車。平日なので並ぶこともない。
バスは30分で目的地へ。
でかい門をくぐって、バスロータリーで停車。

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その門。わざわざ中でバス降りてから外へ出て撮った。どこのテーマパークだといった大きさ。
こここそが、仏光山仏陀記念館。
仏光山は、台湾4大仏教の一つだという。その本山に隣接するようにあるのが、この仏陀記念館だ。
仏陀仏教、そして開祖の星雲大師に関するものが展示された博物館?のようなものらしい。
本山とともにそこそこ有名な観光地であるとはいえ、街から離れた場所に不信人な私がなぜわざわざ来たのかといえば、いかにも私が好みそうなものが本山に存在するからだった。そして、下調べの段階でこの仏陀記念館にもただならぬものを感じ、こちらにも寄ることにしたのだ。
そしてその勘は当たった。
まあとにかく見てもらいたい。

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でかい獅子と象が出迎え、その奥にそこそこ大きい建物がある。

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ここが記念館?…いや。
ここはエントランスにすぎない。
いくつものお土産やレストラン、さらにスターバックスコーヒーまである。

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この建物を抜けると…。

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やばい。なんだこのスケールは。
ここで案内図を見てみよう。

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記念館? 博物館? 金の大仏いるんですけど…。寺は別にあるんですよね?
目の前のだたったぴろい道は240m。そのかなたの、黄金の大仏の手前のボロブドゥールみたいな建物が本館なのだった。
やばい。4大仏教パワー。
この時、広い道には上の写真の通り誰もおらず、何か聖域的な理由で入ってはいけないのかと最初思って、ピリッとしたのだが、何のことはない、早い時間だったせいで人がいないというだけだった。少し時間がたつとどんどん人が入ってきて通っていた。

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道の両脇にある計八つの塔もすべてなんらかの展示施設となっている。
星雲大師の書の展示とか。

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子供向けの映像コーナーとか。

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全部入っていてはきりがないので、横目で見るぐらいで通り過ぎていく。
最後の塔までくるとだいぶ本館に近づいた。

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あ、撮っている時気づかなかったけど、トンボだ。
ここから本館までは広場になっている。広場の外周の回廊には、仏陀の故事をを表すレリーフが。

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理由はよくわからないが孔子像まである。

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こうしてようやく本館に。

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ここの施設が何だったかを再び思い出す。
本館の中には、仏像はもちろん、仏陀の生涯の3D映像上映、仏光山の歴史、仏教美術や遺跡の発掘品などが展示されていて、予想以上に見ごたえがある。
とはいえちょっと力の入れ方のよくわからないところはある。

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これ、顔だけ映像で、近づくと起動して話し始める。

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唯我独尊がいっぱい。

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遺跡の原寸模型。金かかってるやつだ。
仏舎利を入れる箱がいっぱい。

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中身も。

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こんなかわいいのもいた。

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展示品を見ながら階を上がっていくと。

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大仏が目の前に。でかい。

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でかい。

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でかい鼎まである。
「記念館」という名前に収まりきっていない。いうなれば仏教テーマパークだ。
あまりにも広くて、ざっと見るだけで時間を食てしまった。まだ本来の目的は終わっていない、というかたどりついてもいない。ここは寄り道なのだ。くらくらしながらまたあの広い道をUターン。

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スターバックスのあるフロントホールもぬけ、バスが止まるロータリーまで戻る、
もう一度上の案内図を見てほしい。敷地の左下のところに上に行く道があるだろう。そこを通らなければならないのだ。
ここがその道の入り口。

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その脇にまた案内図がある。

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照り返しでわかりにくいが、上部の横に長いエリアが先ほどの記念館。下半分のエリアが本山の佛光山寺だ。…これまた広い。
この二つを結ぶのがヘアピン状に曲がる道だ。この形からお察しの通り、山を登らなくてはいけない…。
ここで目的地を明かしておこう。私の行きたいところはもちろん寺そのもではなく、付属する「浄土洞窟」という施設。その名の通り洞窟状のトンネルをくぐって、電飾などで飾られたオブジェで再現された極楽のようすを体験できるという…。それは見たすぎるだろ。
浄土洞窟は寺の入り口のわきにある。記念館からだと寺の裏側から入るので、真反対にあたる…。でも行かなくてはならない。そこ絢爛たる浄土があるならば!
山を登る長い坂を上っていくと、何か見覚えのあるものが見えてくる。

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この赤と黒の球体は…。黄色いネズミの状のキャラクターは…?

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たまごがあるからGOだろう。
坂沿いにポケモンのオブジェがずらっとならんでいる。どういうことだ。
しかもこれ電飾付きだ。
客寄せにしてはとても中途半端なところにある。つらい山登りとなる道の一服の清涼剤となるような配慮だろうか…。ポケモンで?
さらにこの後には魚の泳ぐけっこうでかい水槽が現れ、そしてクジャクのいるケージが登場し、

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唐突にダチョウ。

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間違いなくダチョウ。
仏光山の意図がわからない。
?が飛び続ける中、ようやく寺の裏側に到達。

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なんかすごい建物がある。これ、反対側の窓も同様になっている。

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街灯も飛天が。イッツアブッダワールド。
こうした日本の寺の概念を超越した敷地を延々歩き、ようやく入口にたどりつく。

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たしか、地図ではこの門の脇に…あった!

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ん…?

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工事中……!
ここまで来てかー!?
「歓迎光臨」の文字が空しい。
私はバーチャルな極楽さえも行けないのか。
不信人者が面白がりたいだけで来たから仏罰当たったのか。
しかもだ。検索した画像を見る限り、ここの魅力のひとつはちょっと全体的に古めの感じでローテクかつ、老朽化しかけているところとこまごまとメンテナンスして現代風味が上塗りされてるところのハーモニーにある。
だが、もしかしてこの工事、リニューアルなのでは? 仏陀記念館を見る限り資金は豊富そうだし、頑張って今風のセンスで小ぎれいになってしまう恐れが…。それはそれでいいけれど、もしそうなら、古めかしい味わい深い浄土洞窟を、私は一度も体験できないままということに…。ああっ。
がっくりと膝をつきたくなるのを必死にこらえて気を取り直す。
せっかくなので台湾4大仏教の本山の真の姿を見させてもらおう。(それしかすることないので)
そもそも不信人のくせに神社仏閣めぐりはいつもしていることなので、これはこれで楽しめる。(本来なら両方楽しめたはずだが…)

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大量の地蔵に圧倒される地蔵殿。

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そしてまた金の大仏。今度はスタンディング。
その足元は「大仏城」という名のホトケ回廊。

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左半分は鏡で水増ししている。(これはどうやら反対側の壁を修復しているからのようだ)

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そしてメインの大雄寶殿。一つだけでも迫力のある大仏が、3つ。

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急に重厚な感じになって、私でさえ思わず背筋が伸びる。荘厳かつ厳粛な空間だった。信心はないが眼福。
こうしてここでの目的を終了し(達成してはいないが)、帰ることに。それにはまず、またもと来た道を戻って記念館のバス停に行かねばならなかったのだが…。

長くなったので、ここで一旦切って、<後編>へ続こう。
…2日目でもう前後編て、これ終わんないパターンだな…。