最強まんが描き方BOXを買ってみた1:なんとなく買ってみた編

またまたまたずいぶん放置しておりまして……もうド年末でございます。
冬なので湧く虫もおらず、埋め草もなく不毛の大地と化しておりましたこのブログ。
……はて?似たようなことをちょっと前に書いたような覚えもありますが、まあ幻です。見た人もいないでしょうけど。

さすがに今は仕事も納まり、落ち着いておりますが、しばらく本当に忙しい日々が続いておりました。

そんな12月の上旬のこと。
本当にてんやわんやの真っ最中、たまりかねてつい、本屋へ逃避に出かけた時に、目的の本を探していると、ついでにこんなものも見つけまして。
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最強まんが描き方BOX

講談社の少女漫画誌「なかよし」編集部が作った、まんがの描き方本と、まんが道具がセットになった、いわゆる「まんが家入門セット」であります。

その存在は以前から小耳に挟んではいたのですが、まあ漫画を読むのは好きでも絵は描けませんし、伸び代の皆無なイイ歳したおっさんが、今さらまんがの描き方を覚えたところで……という当然の理由で、とりたてて興味を抱いておりせんでした。

ですが、仕事の疲れによる気の迷いか、イロイロ入って二千円弱というのがなんかお得な感じがしてしまったのか、またはデッサン人形に変なポーズとらせて遊びたくなったのか。
見つけたとたんに欲しくなりまして。変なポーズをとらせたくなりまして。
お買い上げとあいなったわけです。

おっさんが買うにはなかなか勇気のあるパッケージですが、普段から訓練が行き届いているので、なんのてらいも無く買えるのが私の強み。

しかしまあ、買ったものの、本来本屋に行くのもアカンほど忙しかったので、封も開けずに放置しておりました。
そして、仕事も一段落ついた年の暮れも暮れ、ようやく中身を確認する余裕ができました。
この時はまだ、話のネタになればいいや……程度の気持ちでありました。
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さて、コレがBOXの中身。
おお、なんか充実しています。
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筆記用具は、ミリペンと修正ペン。本格的なつけペンの類はありません。
ここから、メインターゲットはまんが家志望者、というより「ちょっとまんが家気分を味わってみたーい」くらいのお子様だということが想像できます。
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とはいえ、ステンシルはともかく、L型定規や雲形定規(漫画家道具の中でもメジャーっぽいコレの使い方が未だによくわからないのですが……)もついててそれっぽい。メインターゲットより上の層もがっちり押さえたい下心が見え隠れします。
もちろん、おっさんはターゲット外です。

そしてまんがらしいまんがを描くなら、やはりスクリーントーン
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A5ぐらいのサイズが全部で8種類。
少女漫画誌が作ったわりには、やや少年漫画よりっぽいセレクトのような気がしますが。
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そしてA5サイズという特殊な大きさの「なぞるだけ原稿用紙」。おお、進撃の巨人。なるほど、横にもターゲットを広げたいようですね。まあおっさんは…(以下略)
これをなぞるだけで漫画を描いた気分になれる……ということでしょうか。付属のミリペンとトーンでは、なぞっても再現無理だけれども……。無地の原稿用紙も申し訳程度についています。
一応褒めておくと、この大きさはイイですね。普通のサイズだと広大すぎて、初心者には手にあまりますから。

やはり入り口程度のセットか……と思っていると。
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デッサン人形。
いきなり本格的っぽい感じに。他のデッサン人形を知らないので、クオリティはわかりません。
アクションフィギュアと比べれば自由度はそれほどなく、思い切ったポーズは取れませんが、地味に変なポーズを取らせて遊べます。

そして付属本、「最強まんが描き方ブック」。
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漫画家の先生のコメントや、HOW TOが書かれた、このBOXのメインアイテム(たぶん)。
1日1テーマで、道具の使い方から、デッサンの描き方、プロットやネームの手順やコマ割りといった、わりかし細かいとこにまで触れていて、24日後にはまんが描き上がってしまうという! ホントか! なんと最終段階は、「投稿・持込み」にまでいたります。
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最初に触れたように、ターゲットのメイン層は、まんが家気分が味わいたい小学生だと思われるのですが、それ以上の層も見越して本格的なテクニックに触れたり、最終目標が高いところに設定されています。しかし説明のし方や口調は、一番下に合わせられているので、ところとごろ苦労の跡が感じられるというか、面白い感じになっているのも見どころでございます。

さらに。
世はまさにデジタル時代。それはまんが制作においても例外ではありません。
そんな時代性も押さえているのが、このBOXのすごいところ。
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なんとデジタルまんが制作ソフト「クリップスタジオ」の1年使用権がついてます。まあ、タイアップなんでしょうけど。
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付属本にもさらっとデジタルでの描き方にも触れています。ホントにさらっとですが。
そしてさらっと、こんな説明も。
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ペンタブがお手軽そうだな!

いやあ、ひとつひとつ眺めるだけでも元が採れた気になります。
これでデッサン人形に変なポーズ取らせて飾れば充分な気もします。

しかし……魔が差す思うわけです。

まんが描き方BOXを買って、まんがを描かないとはどういうことなんだ、と。

せっかくこんなにハードルを下げてくれて、お手軽道具も揃えてくれたのだがら、これ使ってまんがを描くべきなのではないのだろうか、と。

もちろんこれまで読むのはともかく、まんがを描くこととは縁遠い人生を送ってきました。

思えば小学生の時、まんがを描こうと思い立ち、わずか1コマめで挫折しました。
それ以来、人生の中でまんがを描いたといえば、ふざけた4コマを数回描いた程度。
絵心は…このブログのどっかの記事についてる絵を見て各自ご判断ください。

……そんな僕でもできますか?

BOXは、イエス!と言っています。(幻聴)
そうでしょう。なんてったて「最強」なんですから!

というわけで。暇つぶしと大掃除への逃避を兼ねて。
「最強まんが描き方BOX」で、まんがを描いてみました。

さて、小学生時の挫折へのリベンジは果たされるのか……?
今、壮大なチャレンジが始まる!!
……いや、これ書いている時にはもう終わってますけどね。正味3日でした。

ということで、次回「まんが制作編」に続きます。

ところでこいうのって、どれくらいまで本屋さんに並んでるんでしょうね。
12月28日現在はまだありましたけど。すぐに撤収するような商品でもない気もしますが、ずっと残っていると本屋的には邪魔だろうしなあ。