最強まんが描き方BOXを買ってみた2:で、まんがを描いてみた編

デッサン人形で、
f:id:cuerno:20131229003305j:plain
こんなふうに 、
f:id:cuerno:20131229003306j:plain
遊んでたら……。
f:id:cuerno:20131229003307j:plain
取れました。
f:id:cuerno:20131229003255j:plain
でもなんとかくっつけました。
ふー。

……と、いうわけで 、
勢いで買った「まんが描き方BOX」を使って、勢いでまんがを実際描いてみることになったわけですが。

前回書いたとおり、まんがはもちろんド素人。
ですが問題はありません。大丈夫です。

道具もノウハウも、足りないところは全部この「最強まんが描き方BOX」任せでいいのですから。結果がどうなっても、全部おっかぶせます。この箱に。

で、何からやればいいのかな?……ペラペラ(付属本を読んでいる)……ふむふむ。

ステップの前段にある、道具のこととか、デッサンのこととかは吹っ飛ばし、テーマとかキャラクター作りもまあ置いておいて。
まんがを描くには、まず「プロット」を作らないとならないそうです。
プロット……まあ、あらすじのことっすよね。

とはいえ、長いと100%完成しないし、ちゃんと人が動くストーリー漫画の絵など描けようはずもないので、2ページ程度の、単純な絵でいける話にする必要があります。なので、プロットというか、そのままざっくりとしたシナリオ作ることにしちゃいます。

うーん。
肩肘はらない簡単な話で、起承転結すら無視していいということにして、自分でハードルをがくんと下げても、これがやっぱり素人には難しいものです。
うんうんうなって2時間かけて出来ました。セリフと簡単な状況で構成された30行ぐらいのが。出来に関してはどうでもいいです。

そして次にこれを「ネーム」に起こすわけです。
ネームとは、コマ割りと、ざっくりとした絵とフキダシで構成された、実際に描くまんがの元になるもののこと。
この時点でけっこう細かく描く人もいるそうですが、今回は私だけがわかっていればいいので、絵もフキダシかなり雑でOK。だってめんどくさいし。

しかしこのシナリオをコマ割りに落とし込む作業がこれまた、素人にはかなり難しいタスクで。
付属本には目線の移動のことや、強調したいコマを大きく描くとか実践的なコツも丁寧に描いてありますが、実際やるとわけわかりません。
手近なまんがを参考にしつつ、そのつど話やセリフを調整したりして、かなり苦労して描きあげました。
f:id:cuerno:20131229003256j:plain
じゃーん、俺の人生初のネーム!
…ありゃ?2ページのつもりが3ページになった。
それにしても汚い…。

これで、原稿に……といきたいところですが、話を先に作って、登場人物のデザインをほっぽっていたので、ここで順番が逆ですが、キャラの絵を確定しなければ進みません。
キャラを立てるとか、魅力的なキャラデザインとか、そんなハイレベルなことは私には必要ないので、落書き感覚で、というか落書きして、必要なキャラクターを作っていきます。
この時点で何度か挫折しそうになりました。
だって絵が描けないんですもの……。
かなりハードルを下げて作った話ですが、それでも必要とするキャラ像のハードルを越えられない……。
それでもなんとか作りました。
f:id:cuerno:20131229003257j:plain
再び描けるかどうかは置いておいて。
……まあ、その杞憂は無駄に終わるんですけどね。

ではさっそく下描きを……と、BOXからA5の原稿用紙を取り出してみると。
f:id:cuerno:20131229003258j:plain
無地のは2枚しかなーい!
まんがは3ページ分……。
今気づくか。

買い足すといっても、市販のまんが原稿用紙は、B4かA4がオーソドックス。
でもそんな大きなのいらないの!だって描ききれるとは思えないもの、そんな広大な面積!
A5ぐらいがお手軽でいいの!

そもそもBOXの道具を使うというのが今回の大前提なので、原稿枚数のほうに話を合わせなければないりません。つーか、先に確認しとけよ…。

現行のネームを縮める技量は皆無なので、急遽2ページ分の話を新たに作り直すことに。いきなり初ネームがお蔵入り。さようなら、3ページの超大作「メカノブナガ」……。

うーむと再び考え込むこと、30分、ネームはさらに30分。あっという間にできました。
もうそれはそれは、合計1時間の苦労に見合った、いいかげんなのが。
でもそういうの好きです、結構。

登場キャラはもともと前に落書きしたものからのリサイクルしたので、その作業もナッシング。
すぐに下描きに入ります。

コマを割り、1コマ1コマ描いていきます。
f:id:cuerno:20131229003259j:plain
作画に必要な参考資料は、すべてグーグル先生からの提供です。別名「画像検索」とも言います。
一人遊びみたいなものなので、模写をしたところでなんの問題もないのですが、結局ぴったりの画像がひとつもなかったので(そして模写する技量もなかったので)、ブーブーいいながら資料画像を脳内で動かしたり、デッサン人形を一応駆使したりしながら、しこしこと描いていきました。
キャラは簡素なうえ、背景はほぼ海なので、案外楽でしたが。
活躍したデッサン人形も誇らしげです。
f:id:cuerno:20131229003300j:plain

そしてついにペン入れです。
ようやく付属のミリペンの登場です。

まずは枠線を引いていきます。
……が、いきなり失敗してテンションだだ下がり。 f:id:cuerno:20131229003301j:plain
最初だけじゃなく、何コマ引いても汚い線。

直線も引けないのか俺は…! 先が思いやられます。
最終的に、別の手持ちの太いペンで引き直しました…。

絵のペン入れはかなり緊張しますた。
手がプルプルと震えて……それは部屋に暖房が入ってないので、かじかんでいるせいですが。
そんな劣悪な環境で描くこと2時間でペン入れ完了。案外早いな。しかし、力みすぎたのか、手が痛い…。こんなの描き続けたら腱鞘炎になるな……。

汚い絵は見慣れてきたので、あきらかにヘボな出来でももう気になりません。

そして最後は仕上げ。トーン貼りです。なんか本格的っぽーい!
f:id:cuerno:20131229003302j:plain
このトーンを惜しげもなく使う…!(実際は3種類ぐらいしか使わなかったけど)

ですが、これが最難関でした……。
枠線引きの段階でおわかりの通り、不器用なんですよ……私。

大まかに切ったものを貼ってから、ピッタリのサイズに細かく切るのですが、もう私にはめんどくさくてたまらない。ずれたり、気泡が入ったり、裏に汚れつけてどうにもならなくしてしまったり。
一番やっかいなのは「トーン削り」でした。トーンの表面を削って、白い部分を作ったり、グラデーションにしたりする作業なのですが、本のとおりの道具を使って、本のとおりの手順でやっても全然うまく削れない。ちょっと力を入れるとトーンがえぐれる始末…。おかげでテクスチャー感あふれるトーン表現となりました。
f:id:cuerno:20131229003303j:plain
何度心が折れかけたことか。

トーンを切ると出来る、切れ端やトーンくずもやっかいです。
どんどん生産されていくトーンくずは、とっ散らかるし手にはくっつくし、そのくせ紙に擦り付けてるとはがれて飛び散るし…。たった2ページの、小さい原稿での簡単なトーン作業でこれなのだから、世の漫画家さんたちはいったいいかにしてトーンくずと戦っているのでしょうかね。僕ならトーンくずに埋もれる自身ありますよ。
「早くうちもデジタルにしたいなー」とか妄言吐きながら、ちまちま仕上げていきました。

ともかくも、そんなこんなで、延べ日数3日、実質半日作業の末、生まれてはじめてのコマまんが(4コマ除く)を作り上げましたのでした!
でけたー。
f:id:cuerno:20131229003304j:plain
やればできるのね、僕にもまんがが描けるのね!出来はともかく。
ありがとう、「最強まんが描き方BOX」!
描くだけなら24日いらなかったよ!3日だったよ!

で……付属本「最強まんが描き方ブック」のステップに従えば、最終段階は投稿か持ち込みなわけですが、さすがにそれはシャレではできないので、割愛します。
やっていいよといわれても、おっさんが初めて描いた汚い2ページまんがをプロの現場に持っていく行為に、こっちの心が耐えられないよ!

そして当の完成原稿は……載せます?
気が向いたら近日中に上げます……。