【2017台湾旅行】6日目①:毛よりも鱗、玉よりも虫(前編)

前回の5日目でピークを過ぎた感もあるけれど、まだ台湾にいるので続いたり。
そんな今回は、テキスト軽めで、写真を垂れ流していく。
なぜなら、動物園と博物館を見ただけで、特筆することがないから。
必然であって、手抜きではない。飽きたことは飽きた。

この日、朝から天気予報は雨。気うつな気分で外へ出ると、しかし降っていなかった。
ならばと、とぼとぼと歩いて北上し、雙連朝市へ。

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ガイドブックにも載っている朝市だが、観光臭はなく、地元庶民向けのようだ。歩道沿いに展開していて、規模もさほどでもない。

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魚果物肉などの生成食品、生活用品、衣料なんでもある。

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一通りぶらっと眺めた後、朝飯を探す。
それでまた、これは食う気分ではないとか、ここは注文しにくい、混みすぎてる、空きすぎてるとかの情けない理由で決められずに朝市周辺をひたすらうろうろして、ようやく決める。

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初めて見るでかい春巻のようなものが、美味そうだったのと、一種類しか売ってないから買いやすかったので購入。

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潤餅というらしい。
別の店で豆乳を買って、朝市の背後の公園で食べる。

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いろんな具が入っている。やはりでかい生春巻という喩えが近い気がする。いろんな味がしてうれしいおいしい。
もう少し食べたかったので、市場を外れ近くの通りへ出たら、もう一度食いたいと思っていた肉圓を見つけたので買う。
買う時になんか妙に喜ばれたので、あれ人気ないのかな?と思ったが、充分おいしかった。
やっぱ肉圓うまいな。見た目はドロッとした何かだけど。

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飯も食ったので本格始動。向かうは台北市立動物園。隙あらば動物園を入れ込むスタイル。手軽に地元の動物が見たいのである。
MRTを乗り継いで20分。近い。

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この時点で日が少し差してきたので、すっかり天気予報のことは忘れていた。フラグである。
入場料も悠遊カードが使えた。上野ではPASMOが使えたりするのだろうか。60元。安い。

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案内図ではスケールがわかりにくいが、相当広い。この時点でうっすらと全部は見られないな、と予感する。
しかし、メインの目的である台湾の動物エリアは一番手前だ。そこを押さえられればあとは成り行きでいい。

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台湾鹿。

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小鹿だ。大人鹿もいたが、遠かったので撮っていない。環境展示なのでしかたがない。
キョン

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見ている。

などのシカ科の前を通りつつ、ここで一番見たかったもののに直行する。
それは。

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センザンコウ。これは作りものだけど。

センザンコウ上野動物園でも見たことはあるけれど、基本暗い中の見学なので、蠢いているのを感じるぐらいしかできないでいた。コンデジではまともに写真も撮れない。
せめてはっきりとした姿をこの目で見たかったのだ。
台湾市立動物園でも、夜行性なのを鑑みて明かりを落としているが、比較的明るく、広いので見やすい。期待値が上がる。

さて、どこに…と探すと、穴の中で寝ていた。

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暗い。
センザンコウはよく寝るのでしかたがない。動物相手にこちらの都合は無価値なので、寛容にならざる得ない。もう慣れた。時間をいったん置こう。

生体展示の向かいには、センザンコウの生態を解説する展示があって、そこに剥製もおかれている。

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剥製はだいぶくたびれているが、それには理由がある。よく見てほしい。ドーム状のカバーに穴が開いているだろう。
そう…ここからおさわりOKなのだ。死体だけど。
もちろんできれば生きたセンザンコウを撫でまわしたい、そして血まみれになりたいところだが、それは叶わぬ夢。
しかし、死んだセンザンコウならば触れるのだ、ここでなら!
指先だけだが、触りまくるしかない。

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このウロコ、どれほど硬さなのかと思っていたが、相当に硬い。強化プラスチックかべっ甲かといったぐらいだ。いやどちらも実際の硬さを知らないので適当に言った。でもカチカチなのだ。ウロコ自体に弾力がないが、幾重にも重なっているため衝撃を吸収しやすい。柔と剛、両方兼ね備えているといって言い。
ウロコの隙間も指でこじ開けたりできそうもない。

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手触りは滑らかだが、これはたくさんの人間が触って摩耗したものなのか、もとからなのか判断がつかない。
ウロコのエッジが刃物のようになっていて、武器にもなるという話も聞いたことがあるが、この剥製を見る限り切れ味はよくなさそうだ。しかしこれも生きている時の状態を反映しているか怪しい。
お触りを堪能したので、次の目的地向かう。
隣に、顔面にヒトデつけたような鳥がいた。

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藍腹鷴。和名はサンケイという雉の仲間らしい。
そして、さらに隣の石虎(タイワンヤマネコ)が上から見下ろしていた。

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画像検索するとかわいらしい姿なのに、ものすごいきつい顔をされている…。

次に行きたかった場所はここ。

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昆虫館。虫である。
台湾固有の虫も見たいではないか。私の要望にいちいち応えてくれる台湾市立動物園、すばらしい。ところで右側のは大丈夫なあれなのだろうか。

油断すると巨大なカマキリがあちこちに張り付いている。

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入口すぐのところには「昆虫占卜」。

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こういうのほんと好きよね台湾の人。
ちなみ真ん中の尺取虫をめくってみると。

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運勢平平。
めくった虫にちなんだ運勢となっているようだが、読めないのでよくわからない。

中に入ると巨大クワガタがお出迎え。

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ただびっくりさせるためにあるわけではなく、昆虫の体の解説のためにある。

台湾の地理別昆虫相。ピンボケ。

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ここに一番見たかった虫、カタゾウムシの標本が。

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本当は生体展示を期待していたのだけど、特定の島にしかいないものだし、そう都合よくは行かない。それに標本も直ではそう見られないので大変うれしい。
カタゾウは「球背象鼻蟲」と書くのだなあ。

生きているカタゾウはいないが、他の生体はいる。

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もうひとつオリジナリティのあるのが見たいな…と思っていたところで、奇妙な蛹に遭遇。

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メタリックなだけでもすごいのに、形がやたら複雑でカッコいい。
異紋帶蛺蝶(学名:Athyma selenophora)というらしい。

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蝶が放し飼いになっているエリアもある。
でも基本2種類しかいない。

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カレハチョウとオオゴマダラだろうか。

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カレハチョウの羽の表は完全に枯れ葉。
落ちている枯れ葉と死んでいるカレハチョウの区別がつきにくい。

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一方裏側は、鮮やか。写真ではわかりにくいが、青光りしていてきれい

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オオゴマダラの蛹は金ぴかで作り物のよう。…だが先にAthyma selenophoraの蛹を見てしまうとやや地味。

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これ見たことないな、と思ったらコブナナフシというナナフシの仲間らしい。
なるほど。

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これもナナフシの仲間。ってナナフシ多いな。

台湾外の虫もいたが、全然撮っていない。
唯一撮っていたのがこれ。

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Six Spotted Cockroach。南米のゴキブリ。大変申し訳ないとは思う。

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昆虫館を出ると、またでかいカマキリが。油断大敵。

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案内看板。ここまでやっているのならきっと大丈夫なのだろう。…たぶん。

虫成分は充足したので、再び台湾動物区に戻る。さあ、センザンコウはどうなっただろう。

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まだ穴の中にいた。
しかし、何やら蠢いている。暗くてわかりにくいけど。
徐々に活発化してきたので、これは出てくるなと見て張り込む。

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ついに立ち上がり、上の階層へ這い上がり。

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左側に顔を出したと思ったら、右にもいったり。

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さんざ様子をうかがった末に

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やっと。ここまでだいぶかかった。

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のこのこと降りてくる。
暗いのでまともに撮れている写真が一つたりとない。

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松ぼっくり
哺乳類とは思えぬウロコ姿。はあ…好き。

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ついに降り切ったと思ったら、穴オブジェの裏側へ。そしてそのまま姿を現す気配がない…。
穴出るまでにだいぶ時間を使ったので、諦めて他の台湾動物を見ることに。

途中裏返しのカメムシに遭遇。

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戻してやった。

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そして植え込みに白くてきれいなハエトリグモが。

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とても小さいので撮りにくい。

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模様も赤い目の顔もキュート。

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タイワンツキノワグマ。一瞬目が合った。すぐそらされた。

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ウンピョウ。雲豹と書くのか。
ここまではっきりと見られたのは初めてだ。いつもズーラシアでは茂みの奥に隠れているから…。

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でも檻にピントが合い続けてボケた写真ばかりが量産される。
小型だけどパワーありそうだ。
そして台湾エリアにいるけど、台湾のウンピョウじゃないとか。あ、絶滅したのか…。

目の前に飛んできたハッカチョウ。

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あーこれたぶん誰かが餌やったことあるな。

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イノシシにて台湾エリア1周。
残りのエリアを見ていくことに。だが、このあたりから雲行きが怪しくなる。文字通りの意味で。

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ションボリ顔のシロテテナガザルを通り過ぎると、コアラ、そしてパンダの最大手が連続する。でもコアラ撮ってない。
パンダはこちらでも大人気で、休日ともなると整理券が出るほどらしいが、今日は平日なので問題なし。

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ブレが多いのは、昼前だが暗くなってきたから。雲がだいぶ厚い。

ここから環境別の展示へ。最初は熱帯雨林エリア。湿気が増してきたので空気が重く、動物たちもなんだか気だるい。

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「俺はオオハシじゃねーよ!」
あ、サイチョウ本体撮り損ねた。

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砂漠エリア、アフリカエリアは前を通るのみ。時間も天気も怪しくなってきたので巻いていく。時間があったらあとで見よう。

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狙っている。

たどり着いたのは両棲爬虫動物館。ここはしっかり見る。

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よい扉だ。
ここに限らず、台湾の人、もしかしてでかいオブジェ大好き?

赤い。何ガメ忘れた。

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タイワンニシキヘビ。主張の少ない柄でかわいい。

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ヒルヤモリ。

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特に内外の区分けはされていないのだろうか。
パンケーキ。

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ガラガラ。

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そして見たかった百歩蛇!
かまれたら百歩歩くうちに死ぬから百歩蛇!HYAPPODA!

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あんまりちゃんと撮れてないけど。
三角模様の柄がとてもきれい

あとはアメリカドクトカゲとか。

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頭どっちだサンドボア。

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ぬらっとしたサンドフィッシュ。

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恐竜のようなサバンナモニター。

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とか。
生体展示だけでなく、両爬の解説展示コーナーも充実。

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たぶん「コブラは笛の音を聞いて踊っているの?」という展示。

両棲爬虫動物館を出たら、現在地と方向がわからなくなったので、適当に歩き出してみる。

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ペンギンを見つけた。ケープペンギン?

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気を抜きすぎにもほどがある。

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何オオヤマネコだったろうか…。
このあたりでここが園の端となる温帯エリアだと気づくが、方向がわからない。

うろうろしていると、鳥類エリアに。適当に撮るとすぐブレる。

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温帯エリアを全て見ず戻ってきた形になるが、ついに雨が降ってきてしまった。
昼も過ぎたし、ショウジョウトキを見たくらいで入口へもどることに。

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これは何だろう?

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時計でもないような。

三度センザンコウのところへ行ってみると、今度は穴を掘り続けていた。

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釈迦頭?

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しっぽの感じたまらん。
頭をうずめたまま穴掘りをやめる気配がないので、これにて動物園は終了に。消化率7割ぐらいだが、残りは次の機会にしよう。

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帰り際にでかいフンコロガシを見つけた。

テキストボリュームはほとんどないが、写真が多くなったうえ、このあとも写真をガンガン投入していくので、いったん切ろう。
後半は故宮博物院でーす。